フォトブックおすすめポイント
フジフィルムのイヤーアルバムと
アスカネットのマイブックを画質で比較すると・・・
- フジフィルムのイヤーアルバムは銀塩写真タイプのフォトブック。(印画紙使用)
- アスカネットのマイブックは、印刷タイプのフォトブック。(写真製版印刷)
まず、フジフィルムのイヤーアルバムは、写真を貼り合わせてページを作っています。
写真には5つのタイプがあります。
- インクジェットプリンターのように、専用紙にインクを吹き付けるタイプ。
- 熱でインクを気体にしてプリントする昇華型熱転写方式。
- ゼロックスのようなコピー機の方式。4色トナーを静電作用を利用して紙に写真を定着しています。
- 古くからある銀塩写真、色素を含んだ印画紙を化学処理して写真を定着させる銀塩方式。
- YMCBの4色に分解した写真製版でインク印刷する方式。グラビア印刷などはこの方式。
イヤーアルバムは上記4番の銀塩方式で作られています。
マイブックは、5番の印刷方式で作られています。
ちなみに2番の「昇華型熱転写方式」は、街中によくある証明写真BOXや
コイン式のプリント作成機など このタイプが多く採用されています。
銀塩写真と印刷タイプの写真の違い
フジフィルムのサイト で、その違いをわかりやすい図で解説しています。
この写真は、違いがよくわかるように、ルーペで一部分を拡大しています。
印刷タイプは網点(あみてん)という、規則的な点の集合で写真を表現しています。
たしかに銀塩タイプの方が、ドットの大きさで比較するとさらに細かく、
写真表現としては優れていると言えるでしょう。
ただ、最近の印刷技術は、ドットの大きさが肉眼では判別できないほど微細になっているので、
銀塩写真との差はほとんど感じられないでしょう。
ルーペで拡大して、はじめてわかる程度と言えるレベルです。
このように、いまフォトブックとして製品化されているものは、
銀塩写真か印刷タイプかは、パッと見てわからないのが普通だと思われます。
マイブックについてのヒストリー
マイブックが発売されたのは、西暦2000年になってから。
一冊から注文できる「写真集」の発売は、
大量印刷が常識であった、当時の印刷業界に驚きを与えました。
これまでいろんな技術改良がなされ、写真のとりわけ黒の締りをしっかり表現、
沈みぎみの暗部のディテールもつぶれることもなく再現できるようになっています。
インクは液体トナーを使用、用紙も専用のタイプを使って、
予め色調が美しく生成されるようコーティングを施しています。
また、紙の表面の「面種」についても、いろんなタイプが選べるような工夫もされています。
印刷業界ならではの製本技術、印刷される紙質へのこだわりも、
フォトブックを選ぶポイントだと言えるでしょう。
さて、あなたならどちらを選びますか?